本館2階病棟

当病棟は地域包ケア括病棟の需要の高さから2019年11月より30床から50床に増床しました。

個室が11部屋、4人部屋が2部屋、6人部屋が4部屋あります。

看護師1名に対して10名の患者様を対応する体制から、看護師1名に対して13名の患者様を看護する体制に変更になりました。

日勤帯は看護師5名と看護補助者4名、夜勤帯は看護師3名と看護補助者1名の体制で対応しています。

骨折で手術される患者様、大腸ポリープの検査をされる患者様、リハビリ目的で転院される患者様、終末期で看取りの患者様などの様々な患者様が入院しています。

毎週水曜日に他職種カンファレンスを開催し、患者様の方向性やリハビリ状況の情報共有を行い患者様、患者様のご家族が求める退院後の生活が営めるように話し合いを行っています。

患者様の退院が近づくと自宅に家屋調査へ行き必要な介護サービスの検討や福祉用具の確認退院後に利用するケアマネジャーや在宅サービスのスタッフ、患者様とご家族様と共に病棟看護を行い安心して在宅復帰できるようにサポートしています。

総合的に患者様とそのご家族様の支援を行う地域包括ケア病棟では、看護師が中心的な役割を果たしています。その為、一般病棟の看護師の役割とは少し異なった立ち位置の業務内容が存在します。

自宅や施設で暮らせるまでの橋渡しを目的とし、患者様とのかかわりが強く、患者様・ご家族様からの強い信頼は、看護師の誇りです。地域包括ケア病棟の看護師は、患者様とその家族様にとって何よりも頼れる存在となれるように日々頑張っています。

地域包括ケア病棟

急性期病棟、急性期病院で急性期治療を終えた患者様が介護施設や在宅復帰できないときに転棟、転院できるほかにレスパイト入院(在宅介護者の緊急時の受け入れ)対応ができる病棟です。

急性期の治療後、自宅へ帰るには回復に不安がある患者様を受け入れ、自宅で暮らす、又は自宅が難しい場合は施設で過ごせるように、自宅生活環境の整備、介護保険の申請など患者様のリハビリ、退院支援、他職種との連携を行い在宅復帰へのサポートを行います。

在宅復帰へのサポートとは、患者様とご家族様が望む形での退院後の生活を実現するために具体的な生活を視野に入れた看護であり、自宅で介護するご家族様へ具体的な指導を行い疾患の改善のみではなく、家庭で暮らせることを目的にしています。

地域包括ケア病棟の特徴は、自立出来る事ではなくその人に合った状態までの機能回復に努めることです。

急性期病棟では入院日数は期限がありませんが、包括病棟では60日までしか入院できません。

レスパイト入院

介護度の高い自宅で療養している患者を抱えたご家族様を休ませるための特殊な入院です。退院後は自宅に戻る事、介護保険ではなく医療保険が適応されることなどが特徴です。

例えば、介助者が自分の治療のために入院が必要なとき、介護につかれてリフレッシュが必要なときなど、様々の理由で対応できます。

最短1泊2日、最大で2週間、月に1回の利用。他の医療機関へのレスパイト入院も含めて通算利用日数が60日を超える場合は退院期間を3か月空けている必要があります。

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