乳腺外科Clinical Department

乳がんは40～60歳台の女性が罹患する「がん」の中で最も多く、女性の「がん」の20%以上を占めています。また、今後は、国内で毎年10万人以上の女性が新たに乳がんと診断されると予想されています。年齢が上がるほど乳がんにかかるリスクが高くなるため、女性は何歳になっても乳がん検診が重要なのです。増加する一方の乳がんですが、早期の発見、適切な治療が行われれば治療成績は良好で、多くの乳がんは治る可能性が高くなってきています。
麻生総合病院 乳腺外科では、エビデンス(科学的根拠)に基づき、患者さんの価値観を尊重した治療を行なうことを基本方針としています。

• 『乳がん検診について』
  当院での乳がん検診は『総生会健診センター』で行っています。(川崎市・町田市検診可能)
  最新のマンモグラフィ装置と乳がんに高い専門性をもつ技師による超音波検査で、質の高い検査に努めています。
  乳がんは検診による発見が特に重要です。 思い立ったらすぐに検診が受けられる体制がある、異常所見が見つかればすぐに精密検査が受けられる、この２本柱が重要です。 当院では、健診センターと乳腺外科は常に密接に連携し、乳がんの早期発見、早期治療に力を入れております。

• 乳房の異常を感じた方、乳がん検診で要精査を指示された方への精密検査
  画像検査： マンモグラフィ、乳房超音波による精査、CT検査、MRIによる全身検査を行っています
  病理検査： 穿刺吸引細胞診検査、針生検組織診（ホルモン免疫染色・遺伝子検査によるサブタイプ診断）
  上記を適切、迅速に行い、診断治療につなげていきます。
• 乳がん術後のホルモン治療、定期検査
  乳がんは手術後も、再発を予防するための長いサポートが必要となることがあります。定期的な検査、薬物治療も行っております。乳がん術後に適切なサポートや治療が受けられていない方はご相談ください。

乳がん（乳腺悪性腫瘍）・乳房良性腫瘍